阪神・小幡竜平のサヨナラ打でリーグ戦再開白星発進 2試合連続サヨナラ勝ちは7年ぶり
チームは7連勝中だったDeNAの勢いを止め、18日の日本ハム戦に続く2試合連続、今季3度目のサヨナラ勝利。劇的勝利の立役者を岡田監督も「その前の打席も四球とか選んで感じはよかった。よく打ったですね」とたたえる。3連勝で貯金も3。首位広島は中日に敗れ、ゲーム差は1・5に迫った。リーグ戦再開を最高の形でスタートし、小幡も力強い。
「そこ(リーグ再開初戦)で勝てたのは大きい。またこうやってサヨナラという面でも勢いに乗っていけると思うので、あすから頑張っていきます」
価値ある1勝が輝く。連覇へ。セ界を相手に虎の逆襲が始まった。(原田遼太郎)
★九回代走で登場
植田の俊足が劇勝につながった。九回1死から三塁内野安打を放った前川の代走で出場。その後、小幡の右前打で二塁から生還した。「いいスタートを切ろうと思っていた。(バットを)振るときにスタートする気持ちで。打ってくれと願っていただけです」。平田ヘッドが「(捕手が)捕ってたらアウト?」と聞くほどきわどいタイミング。それでも、走塁面でチームに苦言を呈してきた岡田監督は「いやそら、かえるやろ。あんなん止めたらもう、辞めるよ、俺はもう」と〝岡田節〟で振り返った。
■データBOX
◉…阪神は4月18日の巨人戦(延長十回、佐藤輝の適時打)、今月18日の日本ハム戦(延長十一回、暴投)に続く今季3度目のサヨナラ勝ち。2試合連続サヨナラ勝ちは2017年9月9、10日(いずれもDeNA戦)以来7年ぶり。9日に鳥谷、10日は代打伊藤隼がサヨナラ打を放った
◉…スコア1-0での勝利は今季6度目