「医療的ケア児」受け入れ支援など盛り込む 補正予算案が全会一致で可決 名古屋市議会
4日に開かれた名古屋市議会の本会議で、幼稚園に看護職員を配置する助成金などを盛り込んだ約55億円の補正予算案の採決が行われ全会一致で可決されました。 名古屋市の6月の定例議会で可決された補正予算案には、私立幼稚園で日常的に医療的ケアが必要な医療的ケア児を受け入れる際に必要となる看護職員の配置などへの助成金約1700万円が盛り込まれています。 この助成金の取り組みは市としては初めてで、市は、医療的ケア児と保護者のための「子育てサロン」を設置する方針も明らかにしています。 ほかに能登半島地震の被災地である石川県七尾市に職員を派遣するための宿泊費・交通費などの経費として約6000万円も盛り込まれました。 補正予算案は総額約55億円で、全会一致で可決されました。 4日に閉会した名古屋市議会は9月13日に9月定例議会が開かれる予定です。