安田祐香が単独首位発進「ずっと上で戦えるように」 岩井明愛は2週連続連覇へ6位
◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 初日(20日)◇利府GC (宮城)◇6638yd(パー72)◇雨(観衆2666人) 【画像】<米国女子>渋野日向子は「悔しい」出遅れ 早朝の雷雲接近により全体のスタート時刻が1時間45分遅れ、日没サスペンデッドが決まった。出場105人のうち3人が第1ラウンドを21日(土)に持ち越し。プロ5年目で初優勝が待たれる安田祐香が7バーディ、ボギーなしの「65」でホールアウトし、7アンダーの単独首位発進を決めた。 安田は大会特別協賛の住友ゴム工業(ダンロップ)の用具を使用する契約選手のひとり。小学生時代から同社製のクラブ、ボールを使い続けている。「ショットも良くて、全体的に良かった」とバーディを積み重ね、最終9番では約10mのパーパットをねじ込みノーボギーで完走。「危ないパーセーブだったのがちょっと心残りではあるけど、やっぱりいい日はこういうのが入るんだなって」と振り返り、「ずっと上で戦えるようにしたい」と大事な一戦の週末を見据えた。 同じくツアー未勝利の佐久間朱莉、通算5勝の渡邉彩香がともに「66」で回り、1打差の6アンダー2位に続いた。さらに1打差の5アンダー4位に藤田さいきと沖せいらが並んだ。 前週の「住友生命レディス東海クラシック」に続く今季4勝目、ツアー史上初の2週連続連覇がかかるディフェンディングチャンピオンの岩井明愛は5バーディ、2ボギーの「69」。今季6勝でメルセデスランキングをリードする竹田麗央、双子の妹・岩井千怜らと同じ3アンダーの6位で滑り出した。 岩井明は「いい順位で上がれた」と好発進にうなずく一方、「パターでショートしてしまったところがあって悔しかった。明日は打って行けるようにしたい」と4打差を追う2日目へ反省も口に。「“史上初”はとくに意識しないけど、記録はやっぱり作っていきたい」と快挙への意欲をにじませつつ、「試合に集中しないとっていう感じ。あしたも、あさっても変わらずに自分らしいプレーをしたい」と自らに言い聞かせた。 ランキング2位の山下美夢有が右ひざ痛のためスタート前に欠場した。 <上位成績> 1/-7/安田祐香 2/-6/佐久間朱莉、渡邉彩香 4T/-5/藤田さいき、沖せいら 6T/-3/ささきしょうこ、金澤志奈、岩井千怜、竹田麗央、山内日菜子、岩井明愛、森田遥