アマゾン「Kindle」初のカラー版、一部で変色が発生
「Kindle」初のフルカラーモデルに279.99ドル(約4万3000円)を投じたにもかかわらず、画面の下部に微妙な黄色の帯が現れ、それが消えないことに気づいたと想像してみてほしい。これは、ソーシャルメディア上で、新しい「Kindle Colorsoft」ユーザーの一部が投稿した共通の見解だ。 Amazonは10月にKindle Colorsoftを発表し、ファンを熱狂させた。この新しいフルカラーのKindleは、コミックやグラフィックノベルの愛読者にとって特に魅力的であり、旧型のKindleから買い替えたユーザーも、鮮やかなフルカラーの書籍カバーを楽しめる。 詳細は不明だが、黄色い帯はソフトウェアの問題である可能性もある。一部のユーザーは、最近のソフトウェアアップデートまでこの問題はなかったと報告しているため、別のOTAアップデートで修正されるかもしれない。米ZDNETは最近、Kindle Colorsoftをレビューした。この製品を試用中のAllison Murray記者は、読書中に黄色い帯が見えることはないとしているが、写真では目視できる。 「このデバイスは均一に光り、紙のように色づけされているはずなのに、これは非常に目立つ」と、あるRedditユーザーはKindle Colorsoftへの不満を投稿した。「Amazonに連絡したところ、保証の中で代替品を送ってくれることになった。新しいものが改善されているか見てみるが、結局は返品するかもしれず、300ドルのデバイスとして期待外れなら、何年も使っているPaperwhiteを使い続けるかもしれない」 米ZDNETがAmazonにこの問題についてコメントを求めたところ、広報担当者はこの問題を認め、変色の問題を報告したユーザーは「少数」であることを明らかにした。同社は、交換または返金についてはカスタマーサービスに問い合わせるよう顧客に促している。つまり、これはソフトウェアよりもハードウェアの問題である可能性がある。 Amazonは、「少数の顧客から、ディスプレイの下部に黄色い帯が現れたとの報告を受けている」と述べた。「当社は製品の品質を真剣に捉えている。この問題に気づいた顧客は、交換または返金のためにカスタマーサービスに連絡してほしい。今後新しいデバイスでこの問題が発生しないよう、適切な調整を行っている」 この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。