<今年より”約2万トン多い”>”コメ”の来年の生産目標 「32万8547トン」見込む コメの”品薄”受けて(宮城)
ミヤギテレビ
コメが品薄状態になったことを受けて、宮城県内の来年の生産目標は今年より2万トンあまり多い「32万8547トン」を見込んでいる。 宮城県やJAなどでつくる協議会は、主食用のコメの需給バランスが崩れないよう生産し価格を安定させようと、生産の目安を決めている。 来年の生産の目安は、作付面積が今年の目安より3264ヘクタール多い「6万199ヘクタール」。生産量が2万1058トン多い「32万8547トン」を見込んでいる。 今年は、コロナからの回復やインバウンド消費などが原因でコメが品薄状態になったことから、国が在庫量を増やす方針を打ち出したため、宮城県内の来年の生産目安も増やすことを決めた。 宮城県・橋本和博農政部長 「需要に対して供給が追い付いていないということで、今回の設定となっている」 一方、県によると、生産コストの増加などを背景に、農家に支払われる「概算金」も増額されていることから、コメの小売価格の高騰が続く可能性もあるという。