色とりどり30種の大輪 福知山市の洞玄寺で「花の王」ボタンが見ごろ
「花の王」といわれるボタンが、京都府福知山市石原の曹洞宗・洞玄寺(渡辺英芳住職)で見ごろを迎えている。色とりどりの大輪の花が一帯に咲き誇り、参拝者の目を楽しませている。 1978年に檀家が両親の供養にと50株を植えたのが始まりで、境内のボタン園には現在、約30種、計170株が植わっている。 「福知山の花の十景」にも選ばれていて、咲く花の色は、赤やピンク、黒、白、黄色などさまざま。平年よりも5日ほど早い、20日ごろから咲き始めた。 22日にカメラでボタンを撮影していた市内在住の70代の男性は「例年この時期になると花を見に来ますが、今年は良い時期に来られた」とうれしそうに話していた。 同寺は「ボタンは咲き始めてから散るまでの期間が短く、今週は天候も不安定なので早めにお越しいただければ」と呼びかけている。 品種によって花期は異なるが、全体の見ごろは今週いっぱいの見込み。無料で観賞できる。