バッキンガム宮殿のメイドが逮捕 クリスマスパーティーの2次会で出かけたパブで乱闘騒ぎ
英国ロイヤルたちが暮らすバッキンガム宮殿で働くメイドが逮捕されたことが明らかになった。新聞「サン」などが報じている。 【写真】豪華なインテリアに目を奪われる、バッキンガム宮殿内部を撮影した貴重な写真集
事件が起きたのは先週火曜日。夕方4時頃、バッキンガム宮殿で働く使用人たちのクリスマスパーティーが開催された。それが終わると約50人のスタッフが近くにあるバー「All Bar One Victoria」に繰り出した。いわゆる2次会で、あらかじめ準備してあったものだという。メイドとして働いている24歳の女性が店内で酔って従業員に嫌がらせを始め、グラスを割ったことから騒動が勃発。警備員は彼女を鎮めようとしたが、彼女はグラスを投げ続け支配人をパンチで殴った。目撃者は同紙に「夜遊び中にあんなにおかしくなっている人は初めて見た。別次元の騒ぎようだった」。午後9時すぎに通報を受けた警察がバーに急行。女性は一般的な暴行や器物損壊罪、酒を飲んで騒ぐ飲食紊乱で働いたとして逮捕された。女性は一晩留置所に拘留され、約24時間後に罰金を払って釈放された。
バッキンガム宮殿は通常、宮殿の外で起きた出来事に対してはコメントしない。しかし今回は異例の声明を発表した。「私たちは夕刻に宮殿で行われたレセプションに出席していた宮殿の使用人たちが、職場外で事件に巻き込まれたことを認識しています。これは非公式な社交で、宮殿の公式なクリスマスパーティーではありません。しかし事実関係を完全に調査し、それぞれの職員に対してはしっかりとした懲戒手続きが取られ、適切な処分が下されることになります」と説明している。 クリスマスから年末年始は、世界中で羽目を外す人が増えるシーズン。マナーにうるさいはずの王室の使用人たちも例外ではないみたい。 (写真は逮捕されたメイドとは関係ありません)