【新NISA】30歳開始・45歳開始で「老後資金」をシミュレーション。月3万円の積立でいくら目指せるか
預貯金だけでは資産を増やすのが難しい今、老後資金の準備に新NISAの活用を検討している方も多いのではないでしょうか。 ◆【シミュレーション結果】30歳開始・45歳開始で「老後資金」を新NISAで貯められそう? 2024年10月24日時点におけるつみたて投資枠対象となる商品数は301本となり、低コストのインデックス投信が増えています。 しかし、資産運用の経験や知識がない場合、新NISAでの運用がイメージしにくいかもしれません。 そこで今回は、新NISAで積立投資を行う場合を想定し、30歳から始めたケースと45歳から始めたケースの資産額推移をシミュレーションしました。 積立投資は長期・分散が基本です。老後までにどのくらいの資金を準備できる可能性があるのか、シミュレーションをもとに確認していきましょう。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
積立投資は「長期・分散」が基本
積立投資は、長期間続けることで分散投資や複利の効果が高まり、結果として元本割れのリスクが低くなります。 金融庁の資料を見ると、投資期間が5年間と20年間では、元本割れのリスクが大きく異なることがわかります。 上記のグラフは、1989年以降、毎月同じ金額を国内外の株式と債券に積立投資したケースを示しています。 投資期間が20年以上の場合、一度も元本を割れたことがないことがわかります。 あくまで過去のデータに基づくものですが、長期投資がリスク軽減に大きな効果をもたらすことを示しています。 ●運用成果は積み立てる金融商品によって異なる 積立投資では、投資する資産クラスや銘柄によって運用利回りが異なります。 一般的に、リスクが高い資産(株式など)ほど期待できるリターンは大きくなり、リスクが低い資産(債券など)ほど期待できるリターンは小さくなります。
新NISAの「つみたて投資枠」と「成長投資枠」について
新NISAの「つみたて投資枠」では、金融庁の厳しい基準を満たす投資信託を積み立てることができます。 投資信託はさまざまな資産クラスや銘柄、地域に分散投資ができ、運用は専門の運用会社が行うため、初心者でも安心して始めやすいのが特徴です。 一方、「成長投資枠」では、株式や投資信託、ETFなどの幅広い金融商品に投資できます。 つみたて投資枠で購入できない投資信託にも投資でき、一括投資と積立投資の両方が可能です。 1年間に利用できる非課税枠は、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円です。 それでは、20年以上の長期投資を前提に、30歳および45歳から老後(65歳)まで積み立てた場合のシミュレーションを見ていきましょう。