台湾の看板絵師に焦点 日本人監督のドキュメンタリー映画、台南で上映
(台南中央社)映画看板絵師の顔振発さんに焦点を当てた今関あきよし監督のドキュメンタリー映画「顔さんの仕事」が28日、南部・台南市の映画館、全美戯院で初上映された。映画を鑑賞した顔さんは「良く撮れていた」と語った。8月には日本でも上映される予定。 今年71歳の顔さんは18歳から映画看板の世界に入り、映画全盛期には毎月200作品以上の映画看板を描いた。全美戯院の向かいにある通路は、顔さんの作業場として知られる。多くの観光客が作業風景を見に訪れ、観光スポットにもなっている。 全美戯院の呉俊誠経理(マネジャー)によると、今関監督は昨年6月に訪台して撮影したという。同映画は30日、7月6日にも上映される予定。 (張栄祥/編集:齊藤啓介)