J2リーグ最高額は誰だ!? サッカー選手市場価値ランキング11~20位。昇格の鍵を握るのは?【2024年最新版】
18位:林誠道(ジェフユナイテッド千葉) 生年月日:1996年4月4日 市場価値:60万ユーロ(約8400万円) 2023リーグ戦成績:35試合7得点2アシスト(ツエーゲン金沢) ツエーゲン金沢のJ3降格に伴いジェフユナイテッド千葉に移籍した林誠道が市場価値60万ユーロ(約8400万円)で18位にランクインしている。林は2015年に大阪産業大付属高校からガイナーレ鳥取に加入し、J3から着々と評価を高めていった選手である。 鳥取で定位置を掴んだ2019シーズンに26試合の出場で11ゴールをマークし、翌シーズンに移籍したFC今治でも31試合出場8ゴールを記録する。この実績が評価され、モンテディオ山形へ加入して2021シーズンよりJ2の舞台で戦うこととなった。 J2でも得点力を発揮し続け、2021シーズンに山形で36試合6ゴール、2022シーズンに金沢で42試合13ゴールをあげた。その間に市場価値を高めていくこととなり、2023年1月に自己最高金額となる65万ユーロ(約9100万円)の評価額がついた。 2023シーズンは金沢の苦しいチーム状況の中で7得点を記録し、前線からプレスを仕掛けて守備でも奮闘した。得点数が2022シーズンより落ちたことも影響してか、現在の市場価値は自己最高額からやや落ちてしまったが、攻守にわたり金沢の主軸としてあり続けていた。
17位:増山朝陽(V・ファーレン長崎) 生年月日:1997年1月29日 市場価値:60万ユーロ(約8400万円) 2023リーグ戦成績:38試合3得点4アシスト 市場価値60万ユーロ(約8400万円)で17位にランクインしたのは、V・ファーレン長崎に所属するMF増山朝陽だ。増山は2023年冬に加入した長崎での活躍によって、シーズン開幕前は35万ユーロ(約4900万円)だった市場価値を急上昇させた。 長崎で定位置を掴み、現在も市場価値が上昇中の増山であるが、プロキャリアをスタートさせたヴィッセル神戸では6年の在籍期間でリーグ戦の出場が45試合とプレー機会に恵まれなかった。2020シーズンに期限付き移籍したアビスパ福岡でリーグ戦36試合出場5ゴール1アシストを記録して市場価値を30万ユーロ(4200万円)まで伸ばすが、以降は昨季の活躍まで金額に大きな変動は無かった。 長崎では、両サイドバックに右サイドハーフと複数ポジションで起用されるユーティリティ性を発揮し、強靭なフィジカルとスタミナを活かしてハードワークを繰り返した。守備面のみならず縦への突破力や精度の高いキックも魅力で、長崎を攻守両面で支えるキーマンになっている。評価上昇中の苦労人は長崎を悲願のJ1昇格へ導き、今季も自らの価値を示すことができるか。