【情報まとめ】小林製薬「紅麹」サプリ 摂取の高齢者が腎疾患で死亡 因果関係を調査 味噌、酒、酢、パン、菓子など全国のメーカーで自主回収相次ぐ 問い合わせ先一覧 26日16時時点
■一時的に人工透析が必要になった人も サプリ摂取していた高齢者死亡 因果関係調査
小林製薬は、紅麹原料が入った機能性表示食品、「紅麹コレステヘルプ」を摂取した人から、腎疾患などの症状が確認されたとして、商品の自主回収を実施しています。 これまでに26人が腎疾患などで入院し、このうち2人は一時的に人工透析が必要な状態になりました。 加えて26日時点で新たに50人から入院したという情報が寄せられているということです。 また、紅麹コレステヘルプ」を3年間継続して摂取していた高齢者が、腎疾患により死亡したということです。 小林製薬は死亡との因果関係が疑われる事案として、調査しています。 死亡した人は、通信販売で購入した「紅麹コレステヘルプ」を摂取していて、サプリの販売時期は2021年4月~2024年2月です。これらには、小林製薬が、速やかな使用中止を求めている「想定していない成分を含む可能性がある製品の製造番号」が含まれます。 小林製薬には2月上旬までに、複数人から腎疾患の症状について申告がありましたが、調査などに時間がかかり、1カ月以上経ってからの回収となりました。 小林製薬は、紅麹原料の中に「未知の成分」が入っていて、これが腎疾患の原因となった可能性を否定できないとしています。 この「未知の成分」と健康被害との関連はまだ分かっておらず、原因の特定には少なくとも1、2カ月かかるということです。
■紅麹原料を使用した「紅麹コレステヘルプ」の製造番号
想定していない成分を含む可能性がある紅麹原料を使用した「紅麹コレステヘルプ」の製造番号は、以下のとおりです。 <ドラッグストアなどの店舗やECサイトでの販売分> 計14種類 製造番号:J3017、X3037、X3027、X3017、H3057、H3047、H3037、H3027、H3017、F3037、F3027、E3037、E3027、D3079 <小林製薬の通信販売を通じての販売分> 計4種類 製造番号:X304、H306、G301、E301
■自主回収 対象商品と健康相談連絡先
<小林製薬の通信販売> ・「紅麹コレステヘルプ」 15日分・30日分 小林製薬通信販売 紅麹健康相談受付センター 電話番号:0120‐58‐5090 受付時間:9時~17時(土日・祝日は除く) ※4月末までは土日・祝日も対応。 インターネットからの問い合わせ:https://www2.kobayashi.co.jp/inquire/ <ドラッグストアなどの店舗やECサイトで販売> 対象製品:紅麹コレステヘルプ 20日分、ナイシヘルプ+コレステロール、ナットウキナーゼさらさら粒GOLD 小林製薬 紅麹健康相談受付センター 電話番号:3月22日~26日 0120‐5884‐12、3月27日以降 0120‐880‐220 受付時間:9時~17時(土日・祝日は除く) ※4月末までは土日・祝日も対応。
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