NECナイメヘンの小川航基、VARのミスで同点弾が「幻のゴール」に…。同僚や指揮官も苦言「線が引かれない?」
オランダ・エールディヴィジ第10節、アルメレ・シティ対NECナイメヘンの試合が現地時間25日に行われた。試合は1-0でアルメレ・シティが勝利している。NECナイメヘンに所属するサッカー日本代表FW小川航基の取り消されたゴールについて、クラブ専門メディア『forzanec.nl』が伝えていた。 NECに所属する小川、佐野航大は揃って先発出場を果たしていた。両軍ともにチャンスは作るもののゴールを奪えずにいたが、NECのDFトーマス・ウーワイアンのオウンゴールによって、アルメレが思わぬ形で先制している。試合はこのままオウンゴールのみで終了し、NECはアルメレに破れた。 オウンゴールが試合の結果を決定づけたこの試合において、議論されているのが小川のゴールが取り消されてしまった場面だ。試合冒頭にヘディングでゴールを奪った小川だったが、オフサイドで取り消されてしまう。しかし、映像ではオンサイドのようにも思われたが、VARのレビューでオフサイドラインが引かれずに、審判の判定が支持されるという結果に終わっていた。 小川に対してのアシストが認められなかったバサル・オナルは、「(VARで)線が引かれていないと聞いた。それ自体奇妙に感じる。その技術はあるはずだ」と、VARでラインも引かれずにオフサイドの判定が下されたことに不満を示していた。 オランダメディア『VoetbalZone』は、NECを率いるロジェール・マイェル監督が、「ベンチからも線が引かれていないのを見た。このスタジアムではカメラの高さが十分でないことから、(VARで線を引くのが)不可能だったようだ。私が疑問に思っているのは、あれがオフサイドであったかどうかだ。しかし、どうやらオフサイドだったようだ」と、VARでオフサイドラインを引くことができず明確に確認できていなかったにもかかわらず、オフサイドの判定を下したことに不満げなコメントを残している。
フットボールチャンネル編集部