「何があっても守れる父親でありたい」“ぐっさん”こと山口智充が取材で見せた家族愛と父親の哀愁
山口智充は、社会人の長男、大学生の次男、そして高校生の長女という3人の子どもをもつ父である。2009年にオリコンが行なった「理想のお父さん」調査で1位に選ばれたこともあるが、実生活においても「自分ですっごい楽しい父親だなって思う」と微笑む。そんなぐっさんの家族にまつわる話。(前後編の後編) 【写真】撮影中もぐっさん全開!山口智充の現在
家族は僕の原動力
2024年に芸歴30年を迎えた山口智充。そんな彼に「家族とはどんな存在か」と聞くと、「原動力」と答えが返ってきた。 「妻、そして子どもの存在は本当にパワーになってますね。子どもが増えることでどんどんエンジンが追加されていくみたいな感じで、よりパワフルに前へ進める気がします」 そんな家族想いな山口。家族がいるからこそ自分への意識も高い。 「自分が弱くて、負けたり倒れたりしたら家族を守れないですよね。なにかあった時に強くなきゃいけないし、強くあろうと自分を奮い立たせることができる。家族は、そんな原動力になってるんです」 「理想のお父さん」調査で1位に選ばれたこともあるが、本人は家族にとってどんな夫であり、父であると考えているのだろうか。 「『自分はこんな夫、こんな父親だ』みたいな答えはまだ出てないですね。 でも、子どもがどう思っているかはわからないですけど、自分では『面白い父ちゃんだな』って思うし、自分でも『こんな父親好きやな』と思います(笑)。 そうじゃないと、いまのように接してないと思うので。 長男が小さかった頃は本当に仕事でてんやわんやで遊ぶ時間が全然なかったんですけど、密度だと思ってました。 例えば、一緒にいられる時間が30分だけでも、どれだけ想いを注いで遊ぶかみたいなことを考えてました。 今思うと、しっかり向き合っていたのかなと思います」 目指す父親像はあるのかと尋ねたところ、「良い父親でいたいみたいな目標はない」と言いながらも、思いを語った。 「子どもが社会に出ると、『父親は社会人としてどういう人なんだろう』って見るようになりますよね。 子どもたちに背中を見せなきゃいけないし、同時に自分自身がもっと理想の大人にならないといけないって、より意識するようになれたんです。 自分の理想とするのは、どんなことがあっても怒ったりするんじゃなく、いつも笑ってる人。そんな大人がかっこいいなって思います。 そして、子どもたちも落ち込む時もある。そんなときに、子どもたちに『なんかあったら、この父ちゃんは助けてくれる。守ってくれる』って思ってもらえる存在でいたいし、実際に何かあった時には必ず助けるって思ってます。何があっても守れる父親でありたい」