リーバイス、ラルフ、ディッキーズetc. センスのいい人の定番ワードローブは全部“青”かった
看板モデルの平山祐介さんをはじめ、ベドウィン渡辺真史さんに、現代美術作家の加賀美 健さんや元サッカー日本代表の槙野智章さんも。 ▶︎すべての写真を見る オーシャンズにゆかりのある男たちの定番ワードローブは、“青”で溢れていた。
ポロ ラルフ ローレンの「ビッグフィット オックスフォード シャツ」
「普段は紺しか着ないけれど、ラルフのサックスは日焼けした肌に似合うから好き。中でもビッグシルエットはショーツに合うし、風が通るから意外に暑くない」(スタイリスト 喜多尾祥之さん)。 1991年に発売された「ポロ ビッグ オックスフォード」をモダンにアレンジ。標準モデルと大きく違うのはそのたっぷりしたシルエットと、右裾にあしらわれたポニーの位置、そして左胸のポケットだ。 サックスとキャンディストライプは、両方持っておくべき“青”である。
リーバイスの「501」
「白Tとインディゴの501を着こなす大人は本当に格好いい」(元サッカー日本代表 槙野智章さん)。 世のすべてのデニムのオリジンが「501」。程良い深さの股上と、裾に向かってテーパードするストレートシルエットが不変の魅力を放つ。 1890年にワークウェアとして誕生し、その後アメリカのユースカルチャーとともにファッションアイテムとして定着。歴史的視点から見ても偉大な青だ。
ブルックス ブラザーズの「トラディショナル」
「濃紺でも茄子紺でもない独特なネイビー。着続けて飽きて、ほかを着て、また戻って。その繰り返しが私の20年でした」(にしのや 主宰 西野大士さん)。 アメリカの紳士服の歴史をつくってきたブルックス ブラザーズの象徴的アイテムが、この段返り3ボタンのネイビーブレザーである。 服地にはしっかりした打ち込みのウールサージを使用。弾力性に富みシワになりにくく、上品なツヤが特徴だ。着込むほど身体に馴染み、離れ難い一着となる。
チャンピオンの「リバースウィーブ」
「長く着るといい感じに色がくすみ、厚手の生地もだんだん身体に馴染む。破れたら直して一生着られるネイビーです」(現代美術作家 加賀美 健さん)。 チャンピオンのスウェットといえばグレーとネイビーが代表的。そして生地を横に使うことで着丈の縮みを防止する独自の製法「リバースウィーブ」が代名詞だ。 肩幅、身幅にゆとりのあるシルエットで、環境に配慮して生産したアメリカ綿を100%使用し、柔らかい手触りの生地に仕上げている。