治安部隊とギャングが銃撃戦 治安悪化のハイチ首都
ポルトープランス、ハイチ、12月6日 (AP) ― カリブ海の島国ハイチの首都ポルトープランスで12月5日、「バーベキュー」という通称で知られるジミー・シュリジエが率いる武装ギャング支配地域の建物を巡って、ケニア人治安維持部隊と銃撃戦を展開した。 3年前、「バーベキュー」一味がデルマス2地区全体を掌握した直後に、国家警察がこの建物から立ち退いた。 11月下旬、国連が支援する多国籍安全保障支援ミッション(MSS)のケニア人治安部隊が建物を取り戻したが、「バーベキュー」の家からわずか数百メートルしか離れておらず、デルマス2に侵入しているギャングから絶えず銃撃を受けている。 総勢400人のケニア人治安部隊と人員不足のハイチ警察は、資金も人員も不足しているため、武装ギャングが首都の85%を牛耳っている。 11月の2週目だけで、首都では少なくとも150人が死亡、2万人が住む家を追われている。 国連によれば、今年はこれまでに4500人がハイチで死亡しているという。 (日本語翻訳・編集 アフロ)