「ビール7杯飲んで寝落ちしながら運転」女子大学生をひき逃げ死亡させた男に懲役9年の判決
メ~テレ(名古屋テレビ)
去年、名古屋市守山区で飲酒運転をして女子大学生をひき逃げし、死亡させた罪に問われている男に懲役9年の判決が言い渡されました。 懲役9年の有罪判決を受けたのは守山区の電気工事業、白坂翔被告(24)です。 起訴状などによりますと白坂被告は去年11月、守山区の交差点で飲酒により正常な運転が困難な状態で車を運転し、大学生の水谷歌乃さん(当時20歳)をはねて死亡させ、そのまま逃げた危険運転致死などの罪に問われています。 これまでの裁判で、白坂被告は「事故の一つ手前の交差点までは記憶がありました」などと起訴内容を一部否認していて、検察側は懲役13年を求刑していました。 13日の判決で名古屋地裁は「ビール7杯などを飲酒して、寝落ちを繰り返しながら運転した行為の危険性は明らか」などとして懲役9年の実刑判決を言い渡しました。 判決を受け、歌乃さんの父親は「白坂被告の存在に屈しないように、これから前向きに強い気持ちをもって家族で生きていきたい」「この裁判をきっかけに飲酒運転による事故が少しでも減ってくれれば」と話しました。