KREVA×羊文学が、UA『情熱』を披露! スペシャルな一夜となった「MUSICLICK LIVE」をレポート
KREVAもライブ後にはカビラとトーク。いつもはカビラのラジオに呼ばれる形だが、この日は自身のホームとも言えるステージにカビラが来るという、この日だけの形を、KREVAは「中立地でやったホーム試合みたい」とサッカーにちなんだ言葉選びで表現。するとカビラが「本当に言葉のマジシャンですよね」と感嘆した。またLINE CUBE SHIBUYAは、2020年、リハーサルを行っていた際に政府からの緊急事態宣言が出され翌日のライブを急遽配信ライブに変更したという会場だといい、「この会場で、ファンがいて皆さんで声が出せるというのは特別」と噛み締めた。
トークの場に羊文学メンバーも呼び込み、KREBand × 塩塚で再び“予告編”を演奏。演奏の前には、アレンジが届いた際の感想を塩塚は「身が引き締まりました」と振り返り、バンドメンバーを見渡し「すっごく頼りになるって感じがします!」と信頼を寄せた。
KREVAと羊文学の2組によるクロストークでは、お互いの印象のbefore/afterを話すことに。KREVAは「ワンチャン、目が一生合わないと思ってたんですよ。めちゃくちゃ怖かったんですけど、すぐ挨拶に来てくれて、(目が)垣間見られてよかったです」と回答。羊文学メンバーは「挨拶したとき優しい方だなって」(河西)、「オーラがあります」(フクダ)、「(ライブで)“俺の強さ”みたいなをはっきり言えるのが、私にはできないなと思って。カッコいいなって思いました。でもお話ししたときは優しい方で、そのギャップが素敵です」(塩塚)とそれぞれの印象を明かした。 そしていよいよコラボパフォーマンス披露の時間に。集計の結果、演奏曲はUA「情熱」に決定。グルーヴィなKREBandの演奏に乗せて、塩塚は艶やかで迫力のある歌声を聞かせ、KREVAはDJで参加。自身の楽曲の声ネタをスクラッチしてサンプリングするという、一夜限りのコラボで会場を沸かせた。演奏後にはカビラが「最高ー!」と雄叫び。KREVAは「情熱」が選ばれたことに驚き、塩塚は「楽しかったです! ありがとうございます」と声を弾ませた。また羊文学メンバーの生まれが「情熱」のリリース時期とほぼ同じということから、カビラが「こうやって名曲がステージで蘇り、また皆さんの記憶が紡がれていく素敵な企画……って自画自賛していいんですか?」と客席に問いかけ。「いいんです!」が帰ってくると、それに続いてKREVA、塩塚も「いいんですか?」と呼びかけ、会場からは笑いながら「いいんです!」とレスポンス。和やかな雰囲気の中、イベントは終幕した。 (文:小林千絵/写真:上飯坂一) ■羊文学セットリスト M1 FOOL M2 永遠のブルー M3 more than words M4 honestly M5 光るとき M6 OOPARTS M7 1999 M8 夜を越えて ■KREVAセットリスト M1 パーティはIZUKO? ~2019 Ver.~ M2 基準~2019 ver.~ M3 人生 M4 ひとりじゃないのよ feat. SONOMI M5 Expert M6 瞬間speechless M7 OH YEAH M8 C'mon, Let's go ~2019 Ver.~ M9 音色 ~2019 Ver.~ KREBand DRUMS:白根佳尚 BASS:大神田智彦 GUITAR:近田潔人 MPC+DJ:熊井吾郎 KYEBOARD:アンドウヒデキ CHORUS+KEYBOARD:SONOMI