KREVA×羊文学が、UA『情熱』を披露! スペシャルな一夜となった「MUSICLICK LIVE」をレポート
演奏後には、ステージ上のラジオブースに羊文学メンバーが登場。ラジオのように、リスナーから届いたメールをもとにトークを展開していく。「行ったことのある世界遺産は?」という質問では、塩塚が「ストーンヘンジ。思ったよりも小さかった(笑)」と笑えば、河西は「グランド・キャニオン……に行きたい」、フクダは「サグラダ・ファミリアとか……はどうですか?」と個性あふれる回答をした。
ここで、コラボパフォーマンスに向けたKREBand× 塩塚による“予告編”の演奏が行われた。数秒ずつでありながらも、豪華なコラボに演奏後には大歓声が上がった。ステージ上で聞いていた河西は「生演奏はカッコいいですね」、フクダは「クオリティが高くてもう多幸感が。幸せです」とメンバーも興奮。歌い終えた塩塚も「すっごい楽しいです。ありがとうございます」と高揚した様子を見せた。 予告編のあとに2回目の集計結果を見ると、それまでは「traveling」が200票ほどの差をつけて上回っていたが、「情熱」が400票差で追い越す結果に。予想外の展開に、場内からはざわめきが起こった。
続いてはKREVAのライブ。「パーティはIZUKO? ~2019 Ver.~」でライブをスタート。曲中のMCでは「きっかけはなんでもいい なんならなくったっていい 今日はみんなが何を楽しみにきたかわかんないけど、なんだっていい」と焚付け、「パーティーはIZUKO?」「ここだ!」のコール&レスポンスで盛り上げ、さっそく場内を“UNITE”させていく。「これから俺はいいラップ、高い技術のラップを見せたいと思います」との前置きから「基準 ~2019 Ver.~」では迫真のラップを聞かせ、「コーラス+キーボードとして参加しているSONOMIとの曲「ひとりじゃないのよ feat. SONOMI」を披露するなど、KREBandとの息の合ったやりとりを挟みながら、多彩な楽曲とラップを次々と繰り出していく。また「勢いの曲だけが俺じゃない」と言うと、メロディアスの真骨頂で最新曲の「Expert」と「瞬間speechless」をしっとりと聞かせる。「~JK RADIO ~TOKYO UNITED」のテーマソングを手がけているKREVAは、「自分が作った曲がラジオでかかったあとにカビラさんの雄叫びが聞こえると、やっていてよかったなって思えるんだよね」と感慨深く語る。そしてその感動をパフォーマンスに変え、「C'mon, Let's go ~2019 Ver.~」ではアカペラの中で巧みなラップを聞かせたあと、「音色 ~2019 Ver.~」でエモーショナルにライブを締めくくった。