「複数のToDoリスト」を作成するメリットと管理するコツ
重要度とタイミングの順にタスクを並べたToDoリスト
ToDoリストには何らかのストラクチャーが必要です。 タスクの優先順位をつけるのに、私が推奨するストラクチャーは2つあります。「アイゼンハワー・マトリックス」と「カンバン」です。 どちらも、プロジェクトの期限とそのプロジェクトを完成させるために必要なことに基づいて、最初にやるべきタスクを割り出すことができるようになっています。そのため、日次リストでなく継続的に現状を反映したリストを作ることがとても役立ちます。 仕事で大きなプロジェクトがある場合、日次リストでは、そのプロジェクトに必要なすべてのステップをイメージすることができません。また、ディナー・パーティーを主催するのであれば、買い物、掃除、料理を1日で済ませることはできません。 この場合のToDoリストは、流動的で長期的なものである必要があり、さらに重要度とタイミングによってリストにあるタスクを片づける順番を決める必要があります。 これは日次リストや週次リストではできないことです。
ToDoリストは紙に書き出して目に付くところに置く
とはいえ、ToDoリストを見たり編集したりする場所が必要です。 スマホのメモアプリはとても便利ですが、つい無視しがちでもあります。一方、多くの研究が、リストを実際に書き出すことで心理的な負担が減り、やるべきことに取り組みやすくなることを実証しています。 ですから、実際のリストを紙に書いて、必要な場所に保管することをおすすめします。仕事関係のToDoリストならデスクに、家庭関係のToDoリストならキッチンカウンターに保管してはいかがでしょう。 流動的な長期的リストを作る場合、スペースが足りなくなるとかなりの頻度で書き直すことになりますが、それはそれで構いません。 毎日ToDoリストを作るのではなくて、毎週金曜日にリストを作り直します。新しいリストには古いリストから削除したタスクは入れず、新しく出てきたタスクを追加します。優先順位をつけてリストの中身を並べ替え、古いリストは破棄しましょう。 Source:aafp.org
春野ユリ