「1週間以内にコースに出れるようにして」!?…ゴルフレッスンでムチャな要求をする若者が増えている?
ゴルフが身近なスポーツになったことで弊害も生じている?
ここ数年の間でゴルフ人気は非常に高まっており、新規と休眠復活ゴルファーを合わせると、日本のゴルフ人口は70~80万人増加したとも言われ、市場的にも段々と大きくなっています。 【ビシッと伸びた左腕!】これがカッコいいフォローが決まる片手打ち練習のやり方です
女性や若い世代でもゴルフにハマる人が増えたのはとても喜ばしいことですが、なかにはゴルフに対して現実とは少しズレたイメージや勘違いをしている人もいるそうです。 では、ゴルフをほとんど経験したことがないような人を中心に、勘違いされやすい点にはどのようなものが挙げられるのでしょうか。レッスンプロの山本昌夫氏は以下のように話します。 「スポーツの中には、バッティングセンターでの打撃練習ができる野球、街中の公園にゴールが設けられているバスケットボールなど、本格的な道具を用意したりウエアを着たりしなくても、気軽に楽しめるものが多くあります。ゴルフも同様で、ラフな格好で練習しに行ける打ちっ放しをはじめ、最近では駅前のビルの中にもシミュレーションゴルフが作られるなど、より安い値段でいつでもどこでも体験できるようになってきています」 「そのため、ゴルフを初めて習うビギナーには『あまり入念な準備をしなくても打てるようになるし、コースにも出られるのでは?』 と思っている人がいるようです。特に近年は女子プロの人気が非常に高まっていますが、選手自身の能力に加えてクラブやボールの性能も飛躍的に向上したため、小柄な人や10代でも200ヤードを大きく超えるショットを打てることがあります。そのシーンを見て、『自分より体格の小さい人がこんなに長距離を飛ばせるんだったら、自分はもっと余裕に打てるはず』と勘違いしているのかもしれません」 「ゴルフの人気が若い世代にも浸透したのは事実ですし、クラブもビギナー向けにやさしい設計になっているものが増えています。ただし、それでもしっかりと練習を重ねなければ、思い通りにショットができないことには変わりありません」