小林夢果はジャンボ尾崎ゴルフアカデミーで練習してきた選手らしく、平均飛距離254.97ヤードでツアー4位の飛ばし屋だ。 小林夢果の最新クラブセッティング&スウィングはこちら

高いドローが打ちやすいんです

こばやし・ゆめか。2003年9月生まれ。埼玉県出身。大宮中央高等学校卒業、2021年プロテスト合格。昨年のステップ・アップ・ツアー最終戦の京都レディースOPに優勝、今季はレギュラーツアー出場中

クラブ契約はプロギア、14本中12本が同社製。ドライバーはプロギアのニューモデル、RSのロフト10.5度。「ドライバーが一番の得意クラブで、打つのが楽しいんです。新しいRS Xシリーズの3モデル、RS F、RS、RS MAXすべてをテストしましたが、持ち球のドローが最も打ちやすかったのがRSで、しかも高い弾道のドローが出てくれたので決めました」と本人。

RS XシリーズのRSドライバーは3機種ある中で最も操作性の高いニュートラルなタイプ。ネック調整はロフト10.5度のまま。シャフトのLIN・Q M40XはLIN・QブルーEXのUS版で、味付けがややハード

このRS Xシリーズは発表されたばかりのモデルだが、約半年前にR&Aの認可が下りていて、小林は今季の開幕戦から使っている。グラフ内の番手別飛距離は自己申告でドライバー欄は270ヤードと記入。この数字からも自信を持っているのがわかる。

名前にプロトタイプと入っているが、カスタムオーダー専用で購入可能なモデル。小林はドライバーと同じLIN・Q M40Xを挿す。「とにかく飛びます!」とお気に入りの3W

3Wも新しいRS PROTO TYPE♣♣（ツークローバー）。「RSジャスト（前モデル）よりも目に見えて飛びました。10ヤードは飛んでいます。練習場でテストして○でしたが、コースで使ったら◎になりました!」と絶賛。ロフトは15度で250ヤードを目安にしている。 5Wと2本のUTは昨年から継続してRSジャスト。この3本はアイアン感覚で〝狙うクラブ〟なので使い慣れたクラブを優先しているが、ニューRS Xもテスト中で、この先、スイッチする可能性もありそう。

軟鉄鍛造ハーフキャビティの01アイアン。今季のパーオン率は68.69%で18位

アイアンは6I～PWで、プロギア01アイアン。「構えた時の見え方がイケメンで、吸い付く打感も好きです。操作性の高さで選びましたが、私には少しつかまりが良すぎたので、全番手フラットに調整してもらって使っています」。シャフトはスチールとカーボンを融合させた新構造のスチールファイバーを挿す。ネリー・コルダやリディア・コー、畑岡奈紗など女子のトップ選手に人気のシャフト。

0TOURウェッジは50度と54度のロフトを立てて49度と53度。「ソールの抜けが気持ちよく、球筋のコントロールもしやすいです」。58度のDJ-4（写真）はユニバーサルソール採用のやさしいモデル。シャフトはダイナミックゴールドEXツアーイシューS400

3本のウェッジは、ロフト49度と53度がプロギア0TOUR、58度はフォーティーンDJ-4。パターはテーラーメイドTPトラスの限定カラー、ミッドナイトブルーバージョン。ボールはタイトリスト プロV1x。