海軍の対潜哨戒ヘリ、台湾東側の離島に飛来 軍関係者「年次定例訓練」
(台東中央社)海軍の対潜哨戒ヘリコプター、シコルスキーS70Cがここ数日、東部・台東県の離島、緑島に飛来していることが分かった。同島に同型ヘリコプターが飛来するのは珍しい。軍関係者は、年次定例訓練の一環だと説明した。 緑島の島民は19日、中央社に対し、緑島空港にS70Cが飛来し、島民の間で話題になっていると語った。軍事に詳しい専門家は、東部海域は水深が深く、潜水艦の活動に適しており、対潜訓練に最も適した海域だと述べた。 かつて潜水艦訓練センターの教官などを務めた王志鵬氏によれば、バシー海峡や緑島沖は南シナ海から西太平洋に抜けるルートとされ、台湾だけでなく、日本や米国の潜水艦が頻繁に出現するという。 (盧太城/編集:齊藤啓介)