インフル「警報レベル」 例年より1カ月早く 移動増える時期、「予防徹底を」 三重
平均患者数は前週の倍以上
三重県は24日、インフルエンザの感染が拡大し、患者数が国立感染症研究所が定める「警報」レベルに達しているとして、予防の徹底を呼び掛けている。 県感染症対策課によると、12月16~22日の1週間で、県内の72医療機関から届けられたインフルエンザ患者数は1医療機関当たり44.21人(前週20.51人)となり、同研究所が定める「警報」の目安としている30人に達した。 警報レベルに達するのは2年連続で、前年より1カ月遅いが、例年よりは1カ月ほど早い。 松阪保健所管内には8医療機関があり、1機関当たり28.63人(同10.38人)で急激に増えている。県内では桑名管内が68.5人、次いで伊賀管内が59.38人となっている。 県では今後、人の移動機会が増える年末年始にかけて流行が続く恐れがあるとして、小まめな手洗いや、せきがある場合はマスクの着用、室内の換気など、予防や感染拡大防止に努めるよう呼び掛けている。