６月２６日、韓国の仁川国際空港周辺に北朝鮮のごみ風船が飛来し、同日未明に３時間にわたって滑走路が閉鎖された。写真は仁川で２日撮影（２０２４年　聯合提供）

［ソウル　２６日　ロイター］ - 韓国の仁川国際空港周辺に北朝鮮のごみ風船が飛来し、２６日未明に３時間にわたって滑走路が閉鎖された。 空港関係者によると、空港の端と周辺で複数の風船が目撃され、１機が第２旅客ターミナル近くの滑走路に落下。３本の滑走路が閉鎖され、午前１時４６分から午前４時４４分まで国内線、国際線の運航が停止した。 ただ通常、その時間帯の運航本数は少ない。 仁川空港は北朝鮮との境界から約４０キロメートルに位置し、これまでにも北朝鮮の風船で運航を一時停止したことがある。 韓国軍の２６日の発表によると、２５日から２６日にかけて主に首都ソウルと京畿道で約１００個のごみ風船が地上に落下した。そのほとんどには紙くずが入っていたが、中にはハローキティのキャラクターががプリントされたものやボロボロの古着、人糞や寄生虫の痕跡を含む土なども含まれていた。 韓国軍は２６日夜、北朝鮮はさらに多くのごみ風船を飛ばしたと発表。ソウルと京畿道は住民に警報を出した。