イビデン、増産後も供給ひっ迫可能性-エヌビディア向け基板独占
インテルは足元で製品の需要が落ち込み、パット・ゲルシンガー前最高経営責任者(CEO)が今月、事実上解任されるなど経営の混乱も続く。イビデンの4-9月期営業利益はAIサーバー向けの需要増で前年同期比約2割の増益となったものの、今期(2025年3月期)営業利益計画は汎用(はんよう)サーバー向けの需要減が響き、10月に下方修正した。
かつてはICパッケージ基板の売り上げにおけるインテル向けの比率は7-8割だったが、24年3月期には約3割まで低下した。河島氏はインテル以外の顧客を拡大する必要性がある一方で、「インテルに育ててもらった。そういう意味ではインテルを大切にしていきたいし、本当に重要なお客さんであることはずっと変わらない」と力を込める。
--取材協力:長谷部結衣.
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Yuki Furukawa, Takashi Mochizuki