イスラエル軍がガザで空爆・地上攻撃、記者含む数十人死亡
Nidal al-Mughrabi [カイロ 15日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザで15日、イスラエル軍の攻撃で記者や救急隊員を含む少なくとも53人が死亡した。医療関係者が明らかにした。イスラエル軍は航空・地上部隊がガザ北部で数十人の戦闘員を殺害したと明らかにした。 ガザ中部ヌセイラトでは救急センターが空爆を受け、中東のテレビ局アルジャジーラの記者1人を含む6人が死亡したと、医療関係者らが明らかにした。 アルジャジーラによると、死亡した記者は当時、勤務中だった。イスラエル軍はガザ民間防衛当局のヌセイラト事務所を拠点に活動するイスラム組織ハマスやイスラム聖戦の戦闘員を標的にしたと説明し、死亡した記者はイスラム聖戦のメンバーだったとしているが、証拠は示していない。 ハマスのメディアはヌセイラトの救急サービスのトップも死亡したと明らかにした。 一方、北部ガザ市では住宅への空爆で少なくとも11人が死亡。また、南部ハンユニスでは避難所が空爆を受け、女性や子どもを含む少なくとも20人が死亡した。 北部ベイトハヌーンの住民によると、イスラエル軍は避難所になっている学校を包囲した後に襲撃し、ガザ市に向かうよう命じた。医療関係者はこの襲撃で数人が死傷し、多くの男性が軍に拘束されたと述べた。 イスラエル軍はベイトハヌーンで数十人の戦闘員を空と地上から攻撃し、他の戦闘員を拘束したと明らかにした。