鉄鉱石先物続落、1トン=100ドル割れ-中国の需要低迷の兆し続く
(ブルームバーグ): 18日のシンガポール市場で鉄鉱石先物は続落。1トン=100ドルを割り込み、一時、昨年5月以来の安値を付けた。中国鉄鋼業界の一段の低迷を示唆する可能性がある2月の中国工業生産統計発表に先立ち、下落した。
鉄鉱石先物は先週13%余り下げた後、週明けの18日もシンガポール市場で一時3%安の同97ドルとなった。
オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)グループのダニエル・ハインズ氏らアナリストはリポートで、「中国の製錬所が減産を発表するなど、需要低迷の兆しが続いている」と指摘した。
同先物4月限はシンガポール時間午前8時13分(日本時間同9時13分)時点で0.3%安の99.65ドルで推移している。
原題:Iron Ore Extends Slump Below $100 as China Concerns Spur Rout(抜粋)
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Jake Lloyd-Smith