青木瀬令奈の上手さは「2打目力」にあり! スコアが5打縮まる考え方・技術とは?
青木瀬令奈というプレーヤーが「ドライバーショットが曲がらない」ことや「アプローチ&パッティングが上手い」ことは周知の事実だろう。だが、彼女の“本当の上手さ”が隠されているのは「2打目」のショットだということはあまり知られていない。そこで、2024年4月号の「月刊ゴルフダイジェスト」では、彼女の「2打目」だけに焦点を絞り特集している。彼女の考え方や技術を知れば、読者の2打目に対する意識が変わるはず。スコアが縮まらずに悩んでいる人必見の特集を、みんゴル読者にもお届けしよう。
“超真剣”に打っていますか?
2打目は全てのショットの中で最も考えることが多いと断言する青木。“超真剣”に考えている理由は実に単純、『スコアに直結するショット』だから。 「2打目の精度が上がれば大ミスがなくなり、大叩きすることもありません。ティーアップの位置を選べて、かつ平らな場所から打てるティーショットと比べて、2打目はライが選べないし、平らでもない。さらに風や打ち上げ、打ち下ろしなどもある。ティーショットよりももっと小さな的に打っていかなければならないことを考えると、ピンまでの距離だけを目安に打って成功するショットではないんです」 見出しの質問に関しては、「2打目以外は、だいたいみんな同じところにいて、同伴者が見ていますよね。だから集中していると思うんですが、2 打目は結構“放置プレー”になることが多い。適当になる理由のひとつだと思います」と。
●“適当さ”がボディブローのように効いてくるんです いい意味での適当さは気持ちをリラックスさせる効果はあるが、何も考えずに適当に打つととんでもない大ミスを引き起こす。その危険性を最も秘めているのが2打目。丁寧に、かつ真剣に自分が打ちたいショットを明確にすることが重要。
●これは大前提! クラブは2本以上持っていく! ピンまでの距離だけでなく、手前の池やバンカーを越える距離やエッジまでの距離を測ることでクラブは2本に絞られ、そこからライを確認して、初めて打ちたいショットが明確になりクラブが決まる。