狭いキッチンに悩み、大胆なリノベーションを決意!巨大で古い一軒家の2枚の壁を思い切ってぶち抜いた結果…
狭いキッチンに悩んでいるなら、思い切ってスペースを拡大するリノベーションを行うのがいちばん。料理のしやすさとデザイン、両方追求したリノベーション例をご紹介します。 「調理中、キッチンを歩き回っても足元に邪魔になるものがないよう、キッチン全体をオープンスペースにすることを目指しました」。巨大で古い一軒家のリノベーションを実施したマックロスキー・インテリアのデザイナー、ローラ・マクロスキーとリアン・リンは語ります。この家をモダンにするために、キッチンのみを全面リノベーションすることを決めたのです。 【写真集】動線が短くて時短にも!ワークトップが広いコの字型キッチンの実例
まず、2つの壁を取り除くことからスタート。 1つは巨大なウォークインパントリーとキッチンを隔てていた壁、もう1つは窓がたくさんある廊下とキッチンを隔てていた壁。 それらを取り除くことで、キッチンの大きさが2倍になり、自然光が入り、すべての壁が収納として利用できるようになりました。 デザイナーたちは、目を引く2つのアイランドキッチンと、スライド式のドアのついた収納力抜群の棚、そしてオブライアン・ハリスと協力して作成したカスタムキャビネットをキッチン全体に設置。明るく風通しがよく、居心地のよい、使い勝手抜群のキッチンへと生まれ変わりました。
この家の他の場所にあったゴシック様式のアーチからインスピレーションを得て、キッチンにもアーチを作成しました。収納棚には、赤紫とゴールドの縞模様が入った大理石製のスライド式ドアを施しています。 アイランドキッチンにあるダブルシンクと、向かいにあるモノグラム社製プロ仕様のオーブンとコンロのおかげで料理がはかどります。さらに、キッチンの両横にあるアルコーブ部分に収納をつくることで、手の届く範囲の収納スペースをさらに確保しています。 メインの調理スペースの邪魔にならない場所に設置されたもう1つの調理スペースは、料理をつくっている間も家族やゲストが集まって会話を楽しむことのできるカウンターとしても使えます。 コンロとオーブンの向こう側にあるカラカッタ大理石のスライド式ドアを開けると、頻繁に使うスパイスやリネンなどを収納できるパントリーが現れます。
こうして完成したキッチンは、機能性とデザイン性が豊かで、家族が満足できるものとなりました。キッチンのリノベーションを考えているなら、この海外のリノベーション例を参考に、オープンで風通しのよいキッチンをつくってみてはいかがでしょうか。