免許を取得して車を見ていたら「諸費用」と見かけました。諸費用ってどれぐらいかかるのですか?
免許を取得すると、車を中古車や新車などさまざまな方法で購入しますが、その際に注意したいのが車の諸費用です。車の所有には、車両の購入価格以外に税金や登録手続きにかかる費用も発生するため、理解したうえで予算の準備が必要です。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説 そこで本記事では、車を購入する際の諸費用について解説します。
車の購入にかかる主な諸費用
車の諸費用とは、車両本体の価格以外を広く指す用語です。車を購入する際に「本体価格+諸費用」といった表示をよく見かけますが、具体的な諸費用は下記になります。 ・自動車税種別割 ・自動車税環境性能割 ・自動車重量税 ・自賠責保険料 ・自動車保険(任意) ・車庫証明証紙代 ・検査登録 ・リサイクル預託金 ・納車費用 ・オプションなど 諸費用の相場は車両本体価格の10~20%程度といわれており、100万円であれば10~20万円程度が目安となります。
車の諸費用を具体的にチェック
本項では、車の諸費用についておおよその金額を紹介します。今回は、トヨタ「プリウス」の最上位グレードである「Z」を例に見てみましょう。プリウスZの場合、車両価格の370万円に下記の諸費用がかかります。 ・自動車税種別割:2万7000円 ・自動車税環境性能割:0円 ・自動車重量税:0円 ・自賠責保険料:2万4190円 ・販売諸費用:7万760円 現行のプリウスはエコカー減税対象車に該当するため、重量税は2度目の車検までかかりません。また、環境性能割においても非課税です。エコカーで減税を受けられるものの、諸費用としては12万円程度かかる見込みです。
車の諸費用で節約できるポイント
本項では、車の諸費用で節約できるポイントを紹介します。車の購入にかかる費用をできるかぎり抑えたい場合は、下記項目の手続きを自分で行うと節約できます。 ・納車費用 ・車庫証明代行手数料 ・希望ナンバー申請代行手数料など 車を自宅まで納車してもらう場合、納車の費用が別途かかります。そのため、自分で車を取りに行ける場合は、ディーラーや販売店まで取りに行くと費用を抑えられるでしょう。 また、車庫証明代行手数料も自分で最寄りの警察署に行き、手続きを行うと負担を抑えられます。 ただし、車庫証明は申請と受け取る時間が平日と決められているため、なかなか休みを取れない場合は販売店に依頼する必要があるでしょう。さらに、希望ナンバーをつけたい場合も手数料がかかります。ナンバーに希望がない場合は費用を抑えられます。