「納得したつもりだった。ただ...」元日本代表DFの岩政大樹、“出場ゼロ”で終わった南アフリカW杯を振り返る「悔しいし、もどかしいし、やり切れない」
「チームを支える選手として呼んでくれた」
元日本代表DFの岩政大樹氏が、鈴木啓太氏のYouTubeチャンネルに出演。2010年に開催された南アフリカワールドカップでの胸中を回想した。 【動画】岩政大樹氏が振り返った2010年の南アフリカワールドカップ 東京学芸大を卒業後の2004年に鹿島でプロキャリアをスタートした岩政氏は、2007年からのJリーグ史上初となるリーグ3連覇に貢献。そして2010年に行なわれた南アフリカW杯に臨む日本代表に選出された。 自身初となるW杯のメンバー入りに岩政氏は「チームを支える選手として呼んでくれたんじゃないかなと、岡田監督を話している時に、なんとなく感じていた」と振り返る。 ただ、2大会ぶりのベスト16進出を果たしたチームで、ピッチに立つことができず。当時の心境を次のように語る。 「僕はメンバーにギリギリで入ったし、センターバックというポジション柄もあって岡田さんのチームにずっと帯同していなかったので、試合に出られないのはある程度、納得したつもりだった。ただ、大きな舞台に自分がいてベンチに座っていて、目の前のラインを一歩越えればW杯出場という舞台があるのに、ラインを跨げないのがずっともどかしい。 納得していたつもりだったけど、W杯という最初で最後であろう舞台に、試合に出られないというのを突き付けられた時は、悔しいし、もどかしいし、やり切れないという思いがあった」 悔しさを抱えて鹿島に戻った岩政氏。チームを退団する2013年まで、主力として活躍し続けた。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部