日本代表・女子団体パシュートで2位 高木美帆「経験を重ねる」滑走順変更で初の公式戦
◇スピードスケート ワールドカップ 第1戦 3日目(24日、長野市オリンピック記念アリーナ) 【画像】1000メートルで優勝した高木美帆選手 スピードスケートのW杯開幕戦最終日の女子団体パシュートに日本代表の高木美帆選手、堀川桃香選手、佐藤綾乃選手が出場しました。前回の北京五輪で金メダルを獲得したカナダチームと同走した日本チームの結果は2分58秒12で2位、オランダが2分56秒80で優勝を果たしました。 日本チームの顔ぶれは昨季と同じ3選手ですが、滑走順を変更。昨季は前方から高木選手、佐藤選手、堀川選手でしたが、今シーズンは2番目に堀川選手、3番目に佐藤選手の滑走順で試合に挑みました。 レース後、高木選手は「自国開催のW杯で優勝することができなくて残念な気持ち。滑走順を変更して初の公式戦で、課題がさらに浮き彫りになったという感覚がある」と振り返りました。 佐藤選手も「課題が明確になってきた」としつつ「ただ滑走順を変更して初の試みということに関しては、もう少し重ねていけば手応えはでてくるのかなと感じた」とポジティブなコメントも。自分自身の滑りについては「最後の最後まで自分の役割を果たすことができなかった。トップのオランダとの1.5秒差は役割を果たせなかったという点で最終タイムにつながったと思う」と悔しさをにじませました。 2026年に開催されるミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックのプレシーズンとなる今シーズン。高木選手は「公式戦で滑る機会は多くないので、1つ1つを勝ちにいくっていう強い気持ちとともに、ミラノに向けて経験を積み上げていくことが絶対に必要不可欠になってくる。数少ない大会の期間を生かすためにも、普段の練習からコミュニケーションを取り合って、危機感を持ちながら取り組んでいきたい」と五輪2大会ぶりの金メダル獲得へ向け、力強く語りました。