【ライブレポート】BUDDiiSが初の武道館ワンマンライブでファンに伝えた想い「一生かけて愛します」『BUDDiiS vol.08 Nippon Budokan - UtopiiA –』
ペンライトの光とともに魅せる大人の魅力
オープニングから約40分を駆け抜けたところで、この日初めてのMCへ。 FUMINORIが「最高の景色です!ありがとうございます!」とお礼を伝えたあと、改めて自己紹介。コール&レスポンスを交えつつ、メンバーひとりひとりが挨拶をしていくが、中には新しい自己紹介のコール&レスポンスを持ってきたメンバーも。いろいろと模索していたらしい? FUMINORIは「今日、完成形を持ってきました!」。「僕が何か言うので、ふみくん、と言ってください。どんどんボルテージが上がっていく感じで!」とリクエスト。ビシッと決まり、満足げな様子を見せた。 そして、SEIYAも「自己紹介を考えてきました!」と言うと「『今日の武道館、ぶちかま』と言うんで、そのあと『SEIYA!』」と言い、コール&レスポンスをすると「めっちゃいいね」とにっこり。 そして、話題はペンライトについて。 「これ、良いでしょ!?」とFUMIYAがニッコリ。「すごいんですよ!……赤!黄色!赤!」とFUMIYAが言うたびに会場のペンライトのカラーが変わる。そして「緑!」と言うと、「お揃いだね」と自分の髪色に絡めて微笑んだ。SEIYAも「何色でも言っていいの? レインボー!」というと今度はカラフルな色に染まり、客席からも驚きの声が上がる。さらに光のウェーブも作ることができ、メンバーも嬉しそうに顔をほころばせた。 さらに、FUMIYAがコール&レスポンスでその熱量をさらに上げたところで、次のパートへ。 「僕たちも座ろうか」とFUMINORIが言い、ステージ上にはソファや椅子などが登場。MORRIEとSHOOTが並んでソファに座ると歓声も(「家の日常ですね」とFUMINORIがポソリ)。ここからしっとりとメドレーで届けていく。「Magic」から始まり、「P.A.R.T.Y」とゆったりと体を動かしていく。「Lack」はより壮大なラブソングになり、「SUNSHINE」は全体でペンライトを振り、「硬く僕らを繋ぐ」という歌詞に合わせて、MORRIEがSHOOTの肩に触れ、向かい合うと手を合わせてしっかりと握る。そして、ライブで盛り上がる楽曲のひとつである「YO HO」でメドレーを締めくくった。 そのまま、「ON&ON」へ。大人の雰囲気をのぞかせ、終盤でKEVINが1人、センターでピンスポットの下、歌い上げる。その伸びやかな歌声に吸い込まれてしまうようだ。そこからアグレッシブなダンスパートを届けたあと、間髪入れずにSEIYAが鋭い眼光で「BEAST2」とコール。燃え上がるようなライティングの中で力強い歌声を響かせていく。ワイルドさとセクシーさが際立つパフォーマンスだが、一方でBUDDiiSの多彩な歌声が感じられる。特にFUMIYAのがなるような声は意外性を作り出す。SHOOTがいつもよりも低い声で「もっと聞かせてくれ!」と煽ると大きな歓声が上がった。 しかし、その迫力に圧倒されているとさわやかな「WE HIGH」と続くから、本当に気が抜けない。TAKUYA、SEIYA、YUMAのパートが多いのも印象的だ。だからこそ、少し異なるグループの魅力も垣間見える。そしてシンプルなステージでパフォーマンスを力強く見せていくのは、彼らの自信の表れなのかもしれない。