台湾漫画家の3作品、日本でアニメ化 オリジナルコンテンツの海外進出を支援
(台北中央社)台湾の漫画家やイラストレーターが手掛ける3作品が日本でアニメ化される。台湾のコンテンツの海外進出を支援する「台湾クリエイティブ・コンテンツ・エージェンシー」(文化内容策進院、文策院)の一部出資を受けた日本進出プロジェクト「日照計画」の第1弾となる。記者会見が29日、台北市内で開かれた。 日本でアニメ化されるのは、台湾出身のイラストレーター、ZELITTO(ゼライト)さんが原案の一人として参加するテレビ東京開発の「刀姫」(仮)、国際ウェブコミックサイトで累計2000万回超の閲覧数を誇る頼惟智さんと尼太さんの「成為奪心魔之必要」、青年漫画雑誌「ヤングチャンピオン烈」で連載されたハヤシさんの「いきたいわん! 台湾旅行同好会」の3作品。プロジェクトは、ACG(アニメ、漫画、ゲーム)のIP(知的財産)への投資を手掛けるナダホールディングス(智宝国際開発)と文策院による共同出資で設立された翔英融創が推進する。 翔英融創の楊国祥総経理(社長)は、同プロジェクトの目的は台湾のACG産業と日本をつなぐ架け橋になることだとし、台湾のIPをACG産業で最大の指標となる日本の舞台に押し上げたいと話した。 (王宝児/編集:名切千絵)