第一三共ヘルスケアが栄養・運動分野へ本格参入 スポーツ向けプロテイン・サプリメントブランド「DNS」を譲り受け
製薬会社「第一三共ヘルスケア」 (東京)が、プロテイン・サプリメントの企画・販売を手掛けるDNS(東京)のスポーツ食品・サプリメントブランド「DNS」を譲り受けることを発表した。9月11日付でDNSと譲受に関する契約を締結した。 「DNS」ブランドは、最先端のスポーツ栄養学に基づき、味や飲みやすさにも徹底的にこだわって開発したプロテインパウダーやドリンク、サプリメントを展開。20年以上にわたり多くのトップアスリートから支持され、プロ・アマを含めてさまざまな競技の500を超えるチームが愛用している。国際的アンチ・ドーピング認証プログラム「INFORMED CHOICE(インフォームドチョイス)」を国内メーカーとして初めて導入して認証を取得するなど、安全性や品質管理ヘの姿勢も高く評価されている。 第一三共ヘルスケアは、OTC 医薬品をはじめ、機能性スキンケア・オーラルケア・食品へと事業領域を拡張し、コーポレートスローガン「Fit for You 健やかなライフスタイルをつくるパートナーへ」の実現に向けて取り組んでいる。「DNS」ブランドを譲り受けることで、日々の健康に欠かせない栄養・運動分野へ本格的に参入し、生活者のQOL(生活の質)向上に貢献していくことを目指す。 第一三共ヘルスケアによると、近年、スポーツ人口の増加などを受け、プロテインの国内市場は大きく成長している一方、日本人全体で見ると1日当たりのタンパク質摂取量については不足が指摘されているという。こうした中、健康志向の一層の高まりとともに、今後もプロテイン、サプリメントの需要は持続的に拡大していくことを見込んでいる。同社は、アスリートやスポーツ愛好家を対象とするサプリメントやドリンクなどの食品領域におけるDNSの一層の拡大と、ブランドの一層の強化を図っていく。