駒澤大学が“ワンツーフィニッシュ” 1位は箱根駅伝8区・赤星雄斗 5区・山川拓馬が2位 【関東インカレ2部ハーフマラソン】
■現状に満足せず、上を目指す山川拓馬
トップを争いながらもラスト勝負で敗れ、2位となった山川選手は「ラスト2周から仕掛ける時に、1回ペースを上げていけるかと思ったんですけど、やっぱり実力不足でした。持久力もスピードもまだまだ足りないと思います」と反省の言葉をまず口にしました。 山川選手は今年2月の丸亀ハーフマラソンで1時間1分36秒の自己ベストをマーク。この記録は今回エントリーした選手の中でも最速のタイムということもあり、「優勝候補だったと思うんですけど、やっぱりまだまだ自分がその状態まで戻ってないというのと、力が本当に足りていないと痛感しました」と重ねます。 3月にヘルニアになってしまい1か月間走れず。4月になってから練習に復帰したため、練習が積めていなかったことも明かしました。「でもそれは言い訳になっちゃうので。強い選手はどんな状態でもベストを狙えると思うんですけど、自分の体と心がまだうまくできていないんだと思います」。 今年の箱根駅伝では5区の山上りを担当し、区間4位で往路優勝の原動力となった山川選手。篠原選手や佐藤圭汰選手(2年)など、日本代表になり世界と戦う選手の存在が刺激になり、「自分もそこのレベルにならなきゃ」と自覚したと言います。「でもまだ全然そこまで追いついていないので、これからの練習が本当に大事になると思います」と話しました。 将来はマラソンに挑戦したいと話す山川選手。そのためにもまずはハーフマラソンでしっかりと記録を伸ばしたいと考えています。そして来年の箱根駅伝100回大会では再び5区を走り、「今度は圧巻の区間賞を取りたい」とはっきりした目標を描いています。 次々と好結果を残している駒澤大学の選手たち。今から秋の駅伝シーズン、そして第100回大会の箱根駅伝での活躍を期待せずにはいられません。