「何も苦労がないままパパになるのはズルい(笑)」3980グラムの子どもを出産した元テレ東・福田典子 今では「1泊4日の弾丸パリ旅行」も夫に後押しされ
── 家事代行やベビーシッターなど、外部サービスは活用されていますか? 福田さん:そろそろ使ってみたいなという気持ちはあるのですが、知らない人が家のなかに入ることにちょっぴり抵抗があり、まだ利用したことがないんです。ただ、年末の大掃除で、エアコンや洗濯槽などはプロの手を借りたいと思い、検討中です。普段は、お掃除ロボに頼って家事を時短。ベビーシッターサービスにも興味はあるのですが、夫婦の予定がどうしても合わないときは、福岡から母が来て子どもの面倒をみてくれています。周りに支えられながら、なんとかまわっているという感じですね。
■出産前から夫と準備していたこと ── 共働きの家事育児は、どうしても母親の負担が重くなりがちな傾向がありますが、おふたりはパートナーシップを上手にとられていますよね。なにか工夫をされていらっしゃるのでしょうか? 福田さん:夫婦のどちらが子どもの面倒を見ることになっても問題のないようにしておきたいというのは、生まれる前からずっと考えていたことでした。そのため、できるだけ夫に育児を自分ごとに感じてもらえるように、妊娠中から、あらゆることを共有してきたつもりです。つらいことや不安な気持ちをLINEで逐一報告したり、体の変化について知って欲しくて、関連記事のリンクを貼って送ったり。夫にあまりプレッシャーをかけてもなあ…とは思いましたが、いま思えば、かなりの量を送りつけていましたね(笑)。
ただ、すべてを知って一緒に考えてほしいというわけではなくて「子どもを産むということはこれほど不安で体も大変なんだよ」ということをわかっておいてほしいという思いがありました。だって、何の苦労もないまま、いきなりパパになるのって、ズルイじゃないですか(笑)。 ── たしかにその通りですね。10か月間お腹に子どもを宿し、心と体がだんだん母になっていく女性と違い、男性は生まれてすぐにパパになるので、どうしても温度差が出てきてしまいます。生まれるまでの過程を共有することで、パパにとっていい準備期間になりますね。