”崖っぷち”から大逆転!移籍先で輝いたドラ1戦士5人
2024年シーズンに向け、各球団が着々と補強に乗り出しているプロ野球。オフには馬場皐輔や甲斐野央といった、ドラフト1位選手の移籍もあった。過去を振り返ると、新天地で躍進を見せた例も数多く存在する。ここでは、移籍先で活躍したドラフト1位入団の現役選手を紹介する。
加治屋蓮
投打:右投右打 身長/体重:185㎝/91㎏ 生年月日:1991年11月25日 経歴:宮崎・福島高 – JR九州 ドラフト:2013年ドラフト1位 加治屋蓮は、加入2年目にしてかつての輝きを取り戻した。 2013年ドラフト1位で福岡ソフトバンクホークスに入団。即戦力と期待されながらも故障に苦しんでいたが、プロ5年目の2018年に飛躍を遂げた。同年はセットアッパーとしてリーグトップの72試合に登板し、35ホールドポイント(4勝31ホールド)、防御率3.38の好成績を残した。 ところが、翌年は成績が低迷。2020年はわずか6試合の登板に終わり、同年オフに戦力外通告を受けた。その後、阪神タイガースへの入団が決まったが、移籍1年目は7試合登板、防御率7点台と精彩を欠いた。 再起をかけて臨んだ2022年は一軍に定着すると、39試合登板で防御率2.43をマーク。あらゆる起用に順応し、復活を印象付けた。 さらに、翌2023年には51試合に登板して17ホールドポイント(1勝16ホールド)、防御率2.56とブルペン陣を支える働きを見せ、リーグ優勝・日本一に貢献した。
大田泰示
・投打:右投右打 ・身長/体重:188㎝/96㎏ ・生年月日:1990年6月9日 ・経歴:東海大相模高 ・ドラフト:2008年ドラフト1位 移籍先で躍進を遂げたドラフト1位選手と聞けば、大田泰示を思い浮かべるファンも多いだろう。 東海大相模高では高校通算65本塁打を誇る大型内野手として注目を集め、2008年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。松井秀喜のメジャー移籍以降は空き番となっていた背番号「55」を継承するなど、大きな期待を寄せられた。 ところが、期待とは裏腹に苦しむシーズンが続き、2011年シーズン途中から外野へコンバート。年々出場試合数は増やしていたものの、打撃では物足りない数字に。2016年オフに北海道日本ハムファイターズへトレード移籍となった。 日本ハムでは移籍1年目からレギュラーに定着し、15本塁打をマーク。2019年には132試合出場、打率.289、20本塁打、77打点と軒並みキャリアハイの成績を残した。翌2020年にはゴールデングラブ賞を初受賞。新天地で輝きを放ち、2022年シーズンからは横浜DeNAベイスターズでプレー。 しかし、DeNAではけがの影響もあって満足のいく結果は残せていない。2024年は再び本領を発揮したいところだ。