GA4のデータをBigQuery&SQLで分析するときのポイント3選! データ構造とよく使うクエリを知ろう
【この連載について】 この連載では、「1週間でGoogleアナリティクス4の基礎が学べる本」を執筆されているウェブ解析士のみなさん(GA4アベンジャーズ)を中心に、初心者が引っかかりがちな疑問・トラブル解決の基礎知識から、知っておきたい役立ちノウハウ、解析の設定事例、個々の機能解説、最新のホットな話題までをお届けします。 今回は、メンバーズのデータアドベンチャーカンパニーに所属するデータアナリスト河村悠佳さんによる解説です。 ┌────────── □ 【今回のポイント】 ●BigQueryやSQLを知ろう ●GA4のデータ構造とよく使うクエリを知ろう ・データの特徴(1):GA4のデータはネスト(入れ子)の構造になっている ・データの特徴(2):GA4のデータはevent_dateの日付ごとにテーブルが作成されている ・データの特徴(3):イベントが発生した日・時間を記録している「event_date」や「event_timestamp」は日付や時間の形のデータ型ではない ●BigQueryを使ってGA4のデータを扱う練習をしよう └────────── GA4からは無料版でもBigQueryにアクセスログのデータをエクスポートできるようになりました。SQLを使う必要はありますが、BigQueryのエクスポートデータを直接扱うことで、標準レポートや探索の機能に縛られずにデータを抽出・集計して分析することができます。 しかし、「SQLやBigQueryにいままで触れてこなかった」「BigQueryの使い方がわからない」「SQLの書き方がわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。 そこで、今回は「BigQuery」を使ってGA4のデータを扱い分析するときに、押さえておくべき基本的なポイントをお伝えしていきます!
BigQueryやSQLを知ろう
■ BigQueryを使ってデータ活用を推進しよう BigQueryとはGoogleが提供するクラウド型データウェアハウスのプロダクトで、SQLというデータを操作するための言語を用います。