GA4のデータをBigQuery&SQLで分析するときのポイント3選! データ構造とよく使うクエリを知ろう
たとえば以下の図のような命令を出し、命令通りのデータを出したいときに書くSQLクエリの例は以下の通りです(わかりやすく簡略化した説明用のSQLクエリを例として挙げています。実際のデータベースで使用するSQLクエリとは少し違う可能性があります)。
SELECT |顧客番号,氏名 |取り出す列を指定する FROM |テーブルA |データを取り出してくるテーブルを指定する WHERE |顧客番号=456 |取り出す行を指定する もっと詳しくSQLについて学びたいという方は、書籍や動画などのSQL学習教材を使ってぜひ学習してみてください!
GA4のデータ構造とよく使うクエリを知ろう
それではさっそく、GA4のデータを使ってSQLクエリを書くときはどうするのか見ていきましょう。今回はGoogleが提供しているGA4のサンプルデータセットを用いて説明していきます。 [参照元] Google アナリティクス 4 e コマースウェブ実装向けの BigQuery サンプル データセット | Google アナリティクスの BigQuery Export | Google for Developers ■ GA4のデータ構造について SQLクエリを書く上で、データを取り出す元になるデータテーブルの構造や入っているデータを理解することはとても重要です。このデータ構造を理解していないと、どんなSQLクエリを書けばいいかわからなくなってしまいます。そのため、今回はSQLを用いてGA4のデータを扱う上で、特につまずきやすいGA4データ構造の特徴を3つ説明していきます。 [参照元] [GA4] BigQuery Export スキーマ - アナリティクス ヘルプ □ データの特徴(1):GA4のデータはネスト(入れ子)の構造になっている GA4のデータは、1行のなかに複数行が入っているというネスト(入れ子)形式でデータが構成されています。 下記の画像の場合、「page_view」というイベントで1行のデータが形成されていますが、その1行のなかにさまざまなイベントパラメータのデータがネスト(入れ子)形式で複数行入っています。