不良グループの女性会社員ら2人、女子高生に殴る蹴る…“特攻服”がなくなり深夜騒ぎ 数人の前に呼ばれ、暴行された15歳…土下座させられ「どんなに大事か分かってるのか」 その後、女性会社員なぜか不起訴に
所在不明になった特攻服を保管していた女子高校生に暴行を加え、けがを負わせた上で土下座を強要したとして、7月30日に傷害と強要の疑いで埼玉県警に逮捕された、さいたま市中央区の女性会社員(20)について、さいたま地検は19日、罪名を暴行罪に切り替えた上で、不起訴処分とした。処分理由は明らかにしていない。 暴力団と不良グループが乱闘…バットを持って待ち構える不良グループ、暴力団が現れると車ではね飛ばす
地検は同日、共犯として逮捕された同市緑区の無職少女(17)について、罪名を暴行容疑に切り替えて、さいたま家裁に送致した。 ■父「娘が帰らない」(以下、初報記事) 県警少年課と大宮東署の合同捜査班は30日、傷害と強要の疑いで、さいたま市中央区本町西6丁目、会社員の女(20)と同市緑区の無職少女(17)を逮捕した。 逮捕容疑は2人が共謀の上、6月16日午後11時35分~17日午前0時50分ごろ、同市見沼区の路上で同区に住む女子高校生=当時(15)=に殴る蹴るの暴行を加え、顔に2週間のけがを負わせた上、土下座を強要した疑い。県警は共犯事件のため、認否を明らかにしていない。 同課によると、女らは少年非行グループの関係者やメンバーで、被害者の高校生が保管していた知人男性の特攻服が所在不明になったことに憤慨。知人を通じ、高校生を複数人の男女がいる場に呼び出し「どんなに大事か分かってる」「いくらかかっているか知っているのか」などと言って暴行した上、土下座で謝罪させた。
17日午前0時45分、父親が同署に「娘が帰ってこない」と相談し、高校生が父親に「殴られ、蹴られた」と電話した。高校生への聞き取りや防犯カメラの映像などから女らの犯行を特定した。