「どん底」乗り越え「最高の場所」で全力 尽誠学園・菊地主将 交流試合
2020年甲子園高校野球交流試合は最終日の17日、第2試合で尽誠学園(香川)が8―1で智弁和歌山(和歌山)に大勝した。尽誠学園の菊地柚主将は「甲子園は特別な場所、最高の場所だった」と話した。菊地主将の談話は次の通り。 【写真特集】特別な夏・智弁和歌山vs尽誠学園 ◇1番らしく、チームにいい流れを 尽誠学園の歴史を変えようとやってきて、18年ぶりに校歌を歌えてよかった。(選手権の中止が決まった時は)落ち込んで次の練習をする元気がなく、心はどん底だった。練習を見ていて普段と違う選手がいたら「あともう少しだからみんなで頑張ろう」と声を掛けた。県大会をぶっちぎりで優勝して、智弁和歌山戦は今までやってきたことをすべて出そう(と頑張ってきた)。最後まであきらめない全力プレーで向かっていかないと勝てない相手。(序盤に大量得点した)みんなが積極的に振っていった。(自身の打順は9番から1番になり5打数2安打3打点)1番らしくチームにいい流れを作ってやろうと。甲子園に入った瞬間、心の底からわくわくした。ずっと夢見てきた場所、特別な場所、最高の場所だった。