年間王者ジョン・ラーム、LIVゴルフ1年目は“棄権”で終了 チーム戦の行方は?
<LIVゴルフチーム選手権 at ダラス 2日目◇21日◇マリドーGC(テキサス州)◇7553ヤード・パー72> 大番狂わせを演じている香妻チーム【写真】 今季2勝を挙げてLIVゴルフの年間王者に輝いたジョン・ラーム(スペイン)が、最終戦のチーム選手権を棄権した。ラームが率いる『リージョンXIII』はエース抜きで優勝を目指すこととなった。 大会2日目の朝、フィル・ミケルソン(米国)が率いる『ハイフライヤーズGC』との対戦を前に、ラームが体調不良のため棄権を申し出た。「この数日間、インフルエンザのような症状があった」とLIVゴルフが発表した。 「チームのために、医療チームのアドバイスを受け入れて週末はプレーしない。ラームはこのあともチームへの全面的な支援をする」とした。個人、チームの“2冠”を狙ったラームだが、悔しいかたちでシーズンを終えることになった。 ラームに代わってジョン・キャトリン(米国)が出場。21日午前のシングル戦ではキャメロン・トリンガーリ(米国)と対戦し、延長戦の末に敗れた。チームはタイレル・ハットン(イングランド)がアンディ・オグレツリー(米国)に5&4で勝利。キーラン・ビンセント(ジンバブエ)とケイレブ・サーラット(米国)が、ミケルソンとブレンダン・スティール(米国)を4&3で下し、ファイナル進出を決めた。 22日のファイナルは『リージョンXIII』、香妻陣一朗がプレーする『アイアンヘッズGC』、キャメロン・スミス(オーストラリア)の『リッパーGC』、ダスティン・ジョンソン(米国)率いる『4エーシーズGC』の4チームが出場。チーム4人全員がストロークプレーを行い、合計スコアで争う。優勝チームは5000万ドル(約70億円)を獲得する。(文・武川玲子=米国在住)