大堀彩 パリ五輪確実 バドミントン女子単、初出場 福島県会津若松市出身 富岡高卒
■「自分らしく戦って」 県内関係者から応援の声 大堀に、県内のゆかりの人々からは本番での活躍を願う声が上がった。 富岡一中時代に大堀を指導した、ふたば未来学園中バドミントン部顧問の斎藤亘さん(52)は「不振の時期も知っている。喜びもひとしおだ」とたたえた。 大堀は原発事故による避難という困難にも屈せず、3年時に全国中学校体育大会(全中)シングルスを制した。「奥原選手の銅を超えるメダルも期待できる。自分らしく戦ってほしい」と激励した。 「諦めずに頑張ってくれた」。大堀が原発事故発生後に身を寄せた猪苗代町の宿泊施設「あるぱいんロッジ」の元オーナー平山真さん(75)は五輪確実の知らせに言葉を詰まらせた。 大堀ら一家は半年間ほどを施設で過ごした。「町に明るい話題を届けてくれた。正々堂々、悔いの残らない試合をしてほしい」とエールを送った。