仕事で「周りが助けてくれる人」と「何もされない人」、明暗を分ける“3つの原因”とは?
● 人を動かすのに カリスマ性は不要 カリスマ性のある人間だけが人を動かせるわけではありません。 それよりも、自分らしくありのままでいる人に、人は協力しようと思うものです。 やはり自分のキャラ設定がしっかりしていれば、人を動かせるということです。 カリスマ的リーダー像やスーパー営業マン像、クラスの人気者像というイメージに縛られていると、人を動かす立場になったとたんに、自分に合わない振る舞いをしてしまうことがあります。そして、それが無理を生じさせるのです。 あなたらしく人を動かし、人を巻き込めばいいのです。 ● 人を巻き込むポイント 一人ずつ味方にしていく では、人を巻き込む時のポイントは何か?というと、それは、一人ずつ味方にしていく、ということです。 最後にはたくさんの人を巻き込みたいと思っても、最初は一人ずつあたるのが一番早いのです。 私は、それがわかっていませんでした。 起業当初、学生と社会人が一緒に活動するコミュニティを作ろうと思ったのですが、なかなか人が集まりませんでした。 たくさんの学生の前で「こういうコミュニティを作りたい」とプレゼンしても、スタッフに応募する人はゼロだったのです。 中には「その話何分で終わりますか?」と聞いてくる学生もいて、心が折れて泣きそうになりました。 そこでやり方を変えました。 大勢を相手にするのではなく、まずは自分の知り合いの会社員の男性に話しに行ったのです。 一対一なら、私も落ち着いて話せました。コミュニティの趣旨を説明し、賛同してもらい、まず、一人目の味方を作ったのです。 そして、後日、改めて学生向けのセミナーを開催し、最後にスタッフの募集のプレゼンを彼にしてもらいました。 すると、その場でスタッフ希望者が4人現れました! 実は、彼の話し方には華があり説得力があったので、私がプレゼンするより何倍もの効果があったのです。 まず一人を味方につけたことで、さらに味方が4人増えたのです。 会社もコミュニティもプロジェクトも、形作っているのは個々人です。 相手が大勢だったりプロジェクトが大規模だったりする時ほど、これを忘れがちですが、結局は一人ひとりを味方にするのが一番早いのです。