【新日本】DOUKIが左ひじ負傷アクシデント「骨が出ている…」デスペラード不本意な王座奪還
<新日本プロレス:WRESTLE KINGDOM19大会>◇4日◇東京ドーム IWGPジュニアヘビー級王者DOUKIと、前王者エル・デスペラードの因縁のリマッチは、王者の負傷という想定外のアクシデントでデスペラードが王座を奪還した。 【写真】負傷退場するDOUKI(中央) 場外の挑戦者めがけて王者がコーナートップから宙を舞い、DOUKIボムをさく裂させた。直後、着地で左腕を打ち付けたDOUKIが左ひじを抑えて動けなくなった。この非常事態にレフェリーはすぐにゴングを要請。デスペラードのレフェリーストップ勝ちを宣告した。生中継された放送内では、実況アナウンサーが「骨が出てしまっているような感じです。ドクターは手首のあたりを気にしています」と伝えるほどだった。 デスペラードは昨年6月にSHOから同王座を奪還したが、7月にDOUKIに奪われた。その後、左ひざ半月板手術で4カ月欠場。復帰が決まった11月にすぐにリマッチを要求。東京ドームという最高の舞台が整った。開始からDOUKIがトペ・スイシーダを見舞うと、デスペラードもトペ・コンヒーロをお返しするなど意地がぶつかり合う熱戦だっただけに、この結末は2人にとって不本意だった。 「一生懸命やっていればこういうこともある。しょうがねえじゃん。DOUKI、大丈夫だろ、お前なら。オレも悔しいよ。だがオレは心配していない。絶対お前は帰ってくるから。『今日があったから』って言えるさ、1年後」とデスペラードは宿敵を気づかった。ベルトは移動したが、真の勝者はいなかった。