スーパーレックの挑発に武尊も一歩も引かず。約11秒間の額の押し付け合い【ONE】
計量もハイドレーションテストもともにクリア
アジア最大級の格闘技団体「ONE Championship」の2019年10月以来の日本大会となる「ONE 165: Superlek vs. Takeru」(1月28日、東京・有明アリーナ)の前日計量&ハイドレーションテストが1月27日、都内で行われた。 ファンの声援に左腕を挙げて応えた武尊 メインイベントで行われる「フライ級(61.2kg)キックボクシング 世界タイトルマッチ」に出場する王者スーパーレック・キアトモー9(タイ/Kiatmoo9 Gym)が61.00kg、挑戦者の武尊(team VASILEUS)は61.12kgでともに規定体重をクリアした。 またONE特有の計量システムであるハイドレーションテストによる尿比重についてもリミットが1.025以下のところ、武尊は1.0099、スーパーレックは1.0132でクリアした。
計量後のフェイスオフでは歩み寄ったスーパーレックがいきなり武尊の額に自らの額を押し付けると武尊も一歩も引かず。チャトリ・シットヨートンCEOが2人を分けるまで、約11秒間、鼻がつくほどの額の押し付け合いが続き、激しく火花を散らした。 ステージ上でのインタビューで武尊は「僕はずっと世界最強を証明するためにやってきた。このONEのチャンピオンベルトを日本で獲るためにやってきたので、明日は必ず獲ります」とベルト奪取を約束。 スーパーレックは「ここ日本で戦えるのはすごくうれしい。世界トップレベルの武尊選手のような選手と戦えるのもうれしい。今、日本のファンは私の名前は分からないかもしれないが、日曜になったら皆さんは必ず分かります。勝ちます」と防衛と同時に、武尊を破ることでの日本での知名度アップを誓った。