ドジャースの共同オーナー、マジック・ジョンソン氏が栄えある大統領自由勲章を受章 ド軍からは3人目
ドジャース共同オーナーのアービン・“マジック”・ジョンソン氏(65)と、オリオールズ筆頭オーナーのデービッド・ルーベンスタイン氏(75)が4日(日本時間5日)、ジョー・バイデン大統領から大統領自由勲章を授与された。大リーグ公式サイトが報じた。 1963年にジョン・F・ケネディ大統領によって設立された大統領自由勲章は、アメリカで最高の民間人への栄誉。この勲章は毎年、「米国の繁栄、価値観、安全保障、世界平和、その他の重要な社会的、公共的または私的事業に模範的な貢献をした個人」に贈られる。今年は音楽業界からロックバンド「U2」のボノ、映画業界から俳優デンゼル・ワシントンとマイケル・J・フォックス、ファッション業界からラルフ・ローレンさん、政界からヒラリー・クリントン元国務長官ら合計19人に贈られた。 ジョンソン氏はNBAレイカーズで5度の優勝を果たし、史上最も偉大なバスケットボール選手の一人とされる。2012年にドジャースのオーナーグループに加わり、チームは20年と24年にワールドシリーズ制覇を果たした。また、ジョンソン氏は慈善活動家兼起業家で、1991年に自身のHIV感染を公表して以来、HIV/エイズ感染予防の提唱者として知られている。 ルーベンスタイン氏は24年にオリオールズを買収した投資グループの代表。ボルチモア出身で、カーライル・グループの共同創設者兼共同会長でもあり、ワシントン周辺の歴史的建造物(ワシントンモニュメントや動物園など)の修復資金を寄付してきた。 これまでに13人の野球選手と1人の野球実況アナウンサーが大統領自由勲章を授与された。過去のドジャースの受章者には、1984年のジャッキー・ロビンソン氏(ロナルド・レーガン大統領)、2016年のビン・スカリー・アナウンサー(バラク・オバマ大統領)がいる。