大泉 塁翔（愛工大名電）、今朝丸 裕喜（報徳学園）

　18日に開幕する第96回選抜高校野球大会（センバツ）の組み合わせが決まった。開幕までの期間、組み合わせ、初戦カードについての話題に迫っていく。 【トーナメント表】センバツ大会 組み合わせ 　都道府県別のセンバツ勝利数上位ランキングは以下の通り。 1位　大阪　213勝140敗　 2位　愛知　176勝112敗　 2位　兵庫　176勝151敗 4位　東京　132勝125敗 5位　和歌山　107勝109敗 6位　広島　96勝76敗 7位　高知　93勝64敗 8位　京都　83勝90敗 9位　神奈川　81勝54敗 10位　徳島　73勝52敗 11位　岐阜　67勝48敗 12位　愛媛　66勝58敗 13位　香川　63勝63敗 14位　福岡　62勝83敗 15位　奈良　60勝64敗 16位　静岡　56勝69敗 17位　埼玉　49勝34敗 18位　千葉　46勝40敗 18位　北海道　46勝86敗 20位　岡山　45勝55敗 　1位はダントツの213勝で大阪だが、2位には176勝で兵庫と愛知が並んでいる。今大会初戦の抽選の結果、この2県が直接対決することが決まった。第5日第3試合で、報徳学園（兵庫）と愛工大名電（愛知）が対戦。強豪同士の初戦での対決で注目されているが、互いの県勢としても「負けられない」戦いとなる。豊川（愛知）の結果次第で順位が決まる可能性がある。 　6位広島に3勝差で追う7位高知も、今大会初戦で対戦することになった。第4日第2試合で広陵（広島）と高知（高知）が対戦。広島が差を広げるか、高知が1つ差を縮めるか。高知が勝って今大会4勝して決勝に進めば、広島を抜いて高知が6位に浮上することになる。逆に広陵が4勝して決勝に進めば、広島県勢通算100勝に到達する。 　14位福岡と13位香川との差は1。今大会で東海大福岡（福岡）が2勝して8強入りすれば、香川を抜いて13位へ。5勝して優勝すれば、愛媛を抜いて11位の岐阜に並ぶことになる。 　千葉と北海道が46勝の18位で並び、1差で岡山が追っている。中央学院（千葉）、北海、別海（ともに北海道）、創志学園（岡山）の勝ち上がり次第で順位が入れ替わる可能性がある。