旬の「レッドウィング」何をどう履いてる? 洒落者たちの模範回答はスウェット、アメカジ
渋カジ、古着ブームの頃には何かとお世話になった方も多かろうワークブーツの雄、レッドウィング。それが今またこうしてシーンの最先端へと踊り出ている。 【写真9点】「旬のレッドウィング、何をどう履いてる?」の詳細を写真でチェック ただ、光陰矢の如し。今履くとしても昔取った杵柄が通用するとは限らない。そんなときこそ、街の大人たちの着こなしが参考になる。
① モノトーンの力を借り武骨な中にモダンさを
山内瑞樹さん(31歳) ぽってりとしたプレーントウやくるぶし付近にのぞくストラップバックルから、名作のエンジニアブーツであることは容易に想像できる。以前はジーンズを合わせたり、細身のパンツをインさせたりしたものだが……。
今だったら同じワークパンツでも配慮が必要。山内さんはオールブラックのクールなペインターパンツをチョイスした。それだけでも、アメカジ感やワーク感はだいぶ和らぐ。
ゆえに、味のある一足だろうとどこか大人びた印象に。軍アウターのガチ感を和らげる白シャツ同様、魅力を消さずにどう馴染ませるかはモノトーンのアイテムが頼りになる。
② ド直球アメカジに馴染むアイアンレンジャー
佐藤 純さん(43歳) キャップドトウに2連のダブルステッチが特徴的なアイアンレンジャー。鉱夫たちの足元を守るために誕生した、レッドウィングを代表するモデルである。
合わせたのはオリーブのベイカーパンツ。トップスはトラッカージャケットとトリムTだ。
気持ちいいほどに潔い直球アメカジ。とはいえ、懐かしさを感じさせないのは、ルーズさを極力控えたシルエットへの配慮のたまものである。
③ スウェットパンツ&アイリッシュセッターが◎
渡部辰徳さん(43歳) レッドウィングとくれば、アイリッシュセッターのプレーントウ、つまりは8166をイメージする人は多いだろう。渡部さんの足元を見るにつけ、名作は時代を経ても色褪せないことを実感させられる。
そこへジーンズやワークパンツを合わせるのがいわば常道。ただ渡部さんは大胆にもスウェットパンツを取り入れた。しかも、パーカとのスウェットセットアップである。それにより馴染みのあるワークブーツもどこか新鮮に。 たとえイレギュラーなアプローチだとしても、クリーンなステンカラーコートが全てを丸く収めてくれる。
◇ 昔から顔馴染みのレッドウィング。ただ、たとえ懐かしのアイテムだろうがモノトーンの採用や異テイストミックスなど、以前とは違う角度からアプローチすることで鮮度が蘇る。街の洒落者の着こなしを見るにつけ、それをより実感した。
OCEANS編集部